泣く子と地頭・・・関連書籍集
書名 将軍暗殺ー鎌倉武士団王殺しの謎ー(歴史誕生5のうち)
著者名 五味文彦・井沢元彦
出版社・出版年 角川書店:1990年刊
内容・目次  ○将軍実朝の暗殺
  ・実朝暗殺
  ・真相は闇の中に
 ○実朝の人物像を探る
  ・歌人将軍、実朝
  ・渦巻く不満
 ○黒幕はだれだ?
  ・北条義時の不審な動き
  ・黒幕は三浦義村か?
  ・北条、三浦の共犯か
 ○仕組まれた暗殺計画
  ・暗殺は社殿で行われた
  ・暗殺に関与した僧たち
  ・実は源氏の嫡流の抹殺計画だった?
 ○暗殺の動機
  ・死を予感していた実朝
  ・朝廷寄りだった実朝
 ○独裁を許すな!
  ・東国武士団を遠ざけ、独裁を
  ・東国武士の”不安”が実朝を殺した
 ○実朝ゆかりの「金剛」の謎
  ・宗教との都となる鎌倉
  ・実朝を祀る「金剛」の名の寺院
  ・暗殺現場の八幡宮には金剛菩薩が
 ○御霊信仰と密教の融合
  ・実朝の怨霊を「金剛」で封じ込める
  ・完全犯罪成立。表向きは鎮魂の都
 ○王を殺して発展するー鎌倉幕府の構造
  ・源氏三代の非業の最期
  ・王殺しは組織の脱皮策だった?
  ・東国武士団の力を見せつけるチャンス
 ○実朝の人間像ー井沢元彦
 ○源実朝への接近ー五味文彦
解説  本書は、鎌倉幕府3代将軍実朝の暗殺の謎をとくNHKの同名の歴史番組の書籍化。基本的には五味文彦の最近の研究を背景にして書かれており、著者の「吾妻鏡の方法」と合わせて読むと良い。
 実朝暗殺事件を中心に叙述されているが、鎌倉幕府とは何かという問題に迫る格好の書である。
値段 1500円

参考書籍TOPへ