<地獄の沙汰も金次第>C 焼け石に水


教師:では今日の授業の題は・・・(題を黒板に貼る)

生徒:「焼け石に水ってなんだ?。」「・・・・・・・・?」「あっつ、わかった!!!」

教師:はい。□□くん。

生徒:「はい。焼けた石に水をかけてもすぐ蒸発しちゃうでしょ。だからその程度ではやくにたたないという意味じゃあないですか?。」

生徒:「へー、そうなんだ?。」

教師:そうです。良く知っているね。・・・・ということで、今日は鎌倉時代の社会の様子を考えてみたいと思います。・・・まず教科書の75ページをあけ

   て、図の2を見てください。

教師:この絵は何を表しているかわかるね。

生徒:「お金を借りているところ!!!」「高利貸しからお金を借りているところ!!!!」

生徒:「高利貸しって何だ?。」

生徒:「高い利子をつけて金を貸す人のことだろ!!」「なんだサラ金か!!!」

教師:うん。そうだね。・・・絵の下の方に黒いひもみたいなものがあるだろ。・・・・これがお金。・・・前にやった銅銭を1000枚とか2000枚とかをひもに

   通したものなんだ。・・・・・ところで問題。「この絵の登場人物のうち、どの人が高利貸しだろうか?。」。どうですか?。・・・はい。○○さん。

生徒:「はい。私は右下の男の人だと思います。」

教師:そう考えた理由はなんですか?。

生徒:「うーん。この人だけが地面に座っているので、御客さんの家に頼まれたお金を持ってきた所かなと思いました。」

教師:なるほどね。・・・・違う意見はあるかな?。・・・・・はい。××くん。

生徒:「はい。僕は女の人だと思います。理由は、男の人は刀をさしているので武士だと思います。武士が金貸しをするとは思わないので女の人の

    方が金貸しで、奥に座っている女の人が金貸しの主人で、手前の店の人が、金貸しの家にお金を借りに武士にお金をわたしているところだと

    思います。」(なるほど!!!!の声)

教師:なるほど。・・・他にはないかな?。・・・よし、二つに意見が分かれたね。・・・じゃあみんなに聞いてみよう。金貸しは男か女か。答えは二つに一

    つ。・・・・・さあ決まったかな?。・・・・・よし。男だと思う人!!・・・・・じゃあ女だと思う人。(女という意見のほうが多い)

生徒:「正解は?。」

教師:うん。男。(やったーの声)

生徒:「武士でも金貸しをやるんだ。」

教師:そうだね。武士でも金貸しをやったね。・・・僕もね、最初は女が金貸しだと思ったんだ。でもこの絵のもとになっている「山王霊験記」という絵巻

   をみると、これは夫に死なれた御家人の妻が、領地を他人に取られたので鎌倉に訴えに来て、裁判が長引いたので生活費がたりなくなり、金

   貸しにお金を借りたという場面の絵なんだよ。・・・・だから金貸しは右下の男。・・・そして奥に座っている女の人が御家人の妻。・・・で手前のお

   金を受け取っている女の人がその召使い。・・・右上の女の人が、御家人の妻の乳母だそうだ。

生徒:「乳母ってなに?。」

教師:うん。乳母はね、母親のかわりに赤ん坊に乳をやって育てる女の人のこと。・・親がわりに育てたので、子供が結婚してもずっと側にいて面倒

   をみるんだよ。そして、子供が女の子で嫁に行ったときは、そのまま嫁ぎ先にまでついていくんだ。

生徒:「なんで、そんなややこしいことをするの。母親が自分で育てればいいじゃあない。」

教師:そうだね。・・・・乳母を置くっていうのは身分の高い人だけの習慣なんだけどね、女の人が子供を産んで自分のお乳で育てると、体の形が崩

   れてきて美しさがなくなったりするんだ。人によっては赤ん坊を産んだあときゅうに太る人もいるし、乳房の形が変わるので、嫌がったのだろう

   ね。

生徒:「へー。変なの。」「ということは、武士って身分が高い人なんだ。」

教師:うん。貴族の習慣が武士にも広まったんだね。・・武士もだんだん権力を持ち始めたし。

生徒:「なるほど!!」

教師:というわけで、この絵のように、鎌倉時代になると、御家人、まあ武士だね。御家人でも金貸しにお金を借りる人が増えていたんだね。・・・そこ

   で問題。・・・・「なぜ鎌倉時代になると、借金をする御家人が増えたのだろう?。」。・・・・・自分の意見をノートに書いてください。

(各自ノートに自分の意見を書く)

教師:さあいいかな。・・・・・・・じゃあ意見を出してみてください。・・・・はい。○○くん。

生徒:「ようするにお金がたりなくなってお金を借りるようになたんだとおもいます。」

生徒:「そんなの当たり前だろ!!!」

教師:お金がたりなくなった理由はなんだと思いますか?。

生徒:「はい。この時代はお金があればなんでも買えるんだから、ぜいたくをし過ぎたんだとおもいます。」

教師:なるほどね。・・・・ぜいたくのし過ぎね。・・・・・他にはどうだろう。・・・・はい。△△さん。

生徒:「はい。元との戦争でお金をつかったのに、恩賞の領地がほとんどもらえなかったので生活に困ったのだとおもいます。」

生徒:「良く知ってるなあ!!!」「教科書に書いてあるよ!」「どこ?。」「あっ、あった!!!。74ページ!!!」

教師:そうだね。元との戦争のとき九州に石垣を作ったね。教科書の71ページにある絵みたいなの。

    この石垣は、各地の御家人に、その領地の大きさに応じて割り当てられ、御家人たちが自分で費用を負担して作ったんだ。それに二度の元

    との闘いに出かけて行くときの費用も、そして三度目があると考えられていたのでそのために備えて北九州にたくさんの御家人がそのまま残

    ったのだけど、その費用もみんな自分で出すしかなかったのだね。なのに御褒美の領地はもらえなかったというわけだね。

生徒:「ひどい話だね。」

教師:うん。そうだね。・・・・他には意見あるかな?。・・・・・はい。■■さん。

生徒:「はい。御家人が金を借りた理由には、さっきの絵の人のように他の人に領地を取られたというのもあったとおもいます。」

教師:なるほど。そうだね。・・・・・他にはあるかな?。・・・・・はい。○○くん。

生徒:「はい。教科書に書いてあるんだけど、長年の分割相続で領地が細分化されたってのも、御家人がお金に困った理由だとおもいます。」

生徒:「分割相続って何ですか?。」

教師:うん。・・・相続ってのは財産を受け継ぐ事だね。親が死んだらその財産を誰が受け継ぐってことだよ。・・・今はお父さんが死んだら財産は誰が

   受け継ぐか知ってるかい?。

生徒:「長男!!!!」「ええっつ、おれ入らないの?。」

教師:あれ、△△くんは長男じゃあないんだ。

生徒:「おれ、次男だもの。うちのマンション兄貴のものか・・・・」

教師:うん。第二次世界大戦の前は財産相続は長男だけだったけど、今は違うね。・・今は奥さんが半分と残りを子供たち全員が平等に分けるんだ

   よ。・・・このやりかたが分割相続だね。簡単にいうと分割相続と言うのは、財産を受け継げる子供たち全員が平等に財産を分けることだ。

生徒:「じゃあ、鎌倉時代は今と同じだったんだ。」

教師:そうだね。・・・・そして昔は子どもの数が多かったね。10人とか15人とか。・・・御家人の領地を何代にもわたって分割相続して行けば、一人

    あたりの領地の広さは?・・・・・

生徒:「狭くなる!!!!」

教師:そう。狭くなる。・・・狭くなればそこからとれる年貢の量は?・・・・

生徒:「少なくなる!!!!」

教師:そう。少なくなる。・・・ということは御家人の収入は?・・・・

生徒:「減る!!!」「少なくなる!!!!」「足りない!!!!」

教師:そう。だから金貸しに金を借りるようになるんだね。・・・いいかな。御家人が金を借りるようになった理由は。・・・・・

   で、先に進む前に、鎌倉時代の市場の様子を見ておこう。何を売っているのかということをね。・・・・資料集の49ページを開けてください。

教師:これは鎌倉時代の市の様子だ。「一遍上人絵伝」という絵巻物に描かれた、今の岡山県の市場の絵だね。・・・・この市場では何を売っている

   かな?。

生徒:「お米!!!」「はきもの!!!」「魚!!!!」布!!!」「お酒!!!」「壺!!!!」

教師:うん。みんな普段の生活に必要な道具や食べ物だね。・・・・他にはあるかな?。

生徒:「お面!!!」「舟!!!!」「ばか。舟は荷物を運んできたもんだろ!!」

教師:・・そうそう。・・・でもまだあるよ。・・・・・うん。物じゃあないんだよね。

生徒:「・・・・・・・・・・・・・?」「わかった!!!!」

教師:はい。××くん。

生徒:「はい。歌!!!!」「えーっ、どうして?」「だって琵琶をひく男っているじゃあないか。琵琶って楽器だろ。」「あっ、そうか。」

教師:そうだね。琵琶をひく男。・・・ただこれは歌を歌うんじゃあないんだ。・・・正しくは物語を音楽に合わせて語るんだね。

生徒:「平家物語?。」

教師:そう。平家物語。

生徒:「よく知ってるなー!!!」

教師:うん。天皇に逆らった平家がどのようにして壇ノ浦の海に沈んで滅びていったかという物語だね。・・・・祇園精舎の鐘の声ーえっ(ベベン)・・・

   諸行ーおー無常ーおのー響きーいあーり(べべん)・・・・・というくだりで始まる物語。(爆笑!!)・・・・この物語の一部をお客さんの注文に応

   じて語るんだよ。お金をもらってね。

生徒:「へえー。お金取るんだ。」

教師:うん。平家物語の語りだけじゃあないよ。歌や踊りを売り歩く芸人もいたし、人形芝居を売り歩く芸人もいたんだね。

生徒:「へえー。何でも売ってるんだ。」

教師:そうだね。・・・ところで、この市場の建物をちょっと見てご覧。・・・・普通の家とは違うでしょ。

生徒:「床がない!!!」「壁がない!!!!」「屋根と柱しかない!!!!」

教師:そう。屋根と柱しかない。・・・・そこで問題。・・・「なぜ鎌倉時代の市場の建物は屋根と柱だけなのか?。」

生徒:「お金がないから!!」「壁や床をつける必要がない!!!」

教師:おっ、面白い意見が出たぞ。・・・・・・××くん。どうして壁や床をつける必要がないのかな?。

生徒:「はい。この絵を見ていると『市のない日の様子』と書いてあるから、市場は毎日はやってなくて、お店の人も、そこに住んではいないからだと

    思います。」(おーっつ、との感嘆の声)

生徒:「乞食が住んでるじゃん!!!!」「ほんとだ!!!!」

教師:そう。正解です。この時代の市場は毎日は開かれてはいません。正しくは月に3回。・・・・例えばある市場は月の4のつく日。つまり4日・14日・

   24日にしか開きません。こういう市を『四日市』と言います。

生徒:「じゃあ、六日市は?」

生徒:「6日・16日・26日!!!!」

教師:そう。正解です。・・・この時代の商人の多くは市場を渡り歩いて商売しているんだね。・・・これが鎌倉時代の市場の様子です。・・・・・・

    では、最後の問題を考えて行きましょう。・・・・さっきの御家人が金貸しから金を借りるという話しですが、お金を借りると危険がありますね。

生徒:「借りた金を返せなくなる!!!!」

教師。その通り!!。・・・だから金貸しも借りた人が返せなくなったときの用心のために何かとっておくね。

生徒:「人質!!!」(爆笑!!!)

教師:うん。人間を預かって置くね・・・・・・他に物を預からない?。

生徒:「担保!!!!」「何それ?。」「タンポン!!」(爆笑!!!)

教師:うん。担保っていうのは、借りたお金を返せないときに備えて、お金の変わりに預ける物のことを言うんだ。・・・この担保のことを昔から『質』っ

   て呼ぶんだね。

生徒:「だからお金をとるためにつかまえた人を人質って言うの?。」

教師:そう。そのとおり。金の代わりに預かる人って意味だったんだね。・・・・・ところで君たちが金貸しだったら、武士が金を借りに来たら何を質にと

    るかな?。

生徒:「刀!!!!」「鎧!!!」「馬!!!」「家!!!」「領地!!!!」

教師:うん。たくさん出たね。・・・じゃあその中で一番金目のものは何だろう?。

生徒:「刀!!!」「違うよ領地!!!」「違う。馬!!!」

教師:うん。それを手に入れれば何度でもお金になるものって考えると・・・・・

生徒:「領地!!!!!」「どうして?」

生徒:「毎年年貢が入ってくるじゃあないか!!」「あっ、そうか!!!」

教師:そう。領地。・・・・・でも領地を質に金を借りて、もし返せなかったら武士はどうなるの?。

生徒:「領地を取られる!!!」

教師:領地を取られた武士ってどうなるの?。

生徒:「暮らせない!!!」「年貢が入らない!!!!」「お金がない!!!!」

生徒:「えっ、じゃあどうやって暮らすの?。」

教師:うん。どうやって暮らすんだろうね。領地を取られた武士は・・・・・・。

生徒:「乞食!!!」「強盗する!!!」「山賊!!!」「人の土地を奪う!!!」

教師:うん。そうだね。・・・・・鎌倉時代も終わりになるころにはたくさんの御家人が金を借りて返せず、領地を失って暮らせなくなったんだ。・・・領地を

   失う武士が増えては、鎌倉幕府も困るので、こんな法律を出したんだね。(資料E永仁の徳政令を配る)

   <地獄の沙汰も金次第> 資料E 永仁えいにんの徳政令

         永仁5年(1297年)3月6日に幕府が出した法律

  一、越訴おっそを禁止すること

     …(前略)…今後は越訴(=は一度終わった裁判の判決に不満なものが定められた手

     続きをへないで訴えること)は禁止する。(以下略)

  二、質券しちけん売買地のこと

      領地を質に入れて流したり、領地を売ることは、御家人の生活を苦しくするもとで

     ある。したがって今後は領地を質にいれたり流すこと、そして領地を売ることは禁止

     する。

      すでに質流れとなり売られた領地については、もとの持ち主に返させる。

                    (以下略)

  三、金を貸し借りすること

     …(前略)…今後は、金を貸したものが金を返さないものを訴えても、一切受け付け

    ない。金を貸したとの証明書を添えたとしても受け付けない。(以下略)

教師:一番は、一度終わった裁判、例えば一つの領地を取り合った裁判で、どっちのものと決まった裁判の判決が不満でも、定められた手続きをへ

   ないで訴えることを禁止するというもの。この時代には、領地の取り合いが激しくて裁判が多く、裁判結果に不満な武士も多かったので出された

   ものだね。・・・・でも一番大事なのは二番。今後は領地を質に入れて金を借りる事を禁止したんだね。・・・そのうえで、質流れ、つまり金を返せ

   なくて取られて売られてしまった領地については、もとの持ち主の御家人に返しなさいというもの。 

生徒:「えーっ。ただで?。」

教師:そう。ただで。

生徒:「じゃあ金を借りた御家人は、金返さないで領地が戻ってくるなんて、最高ジャン。」

教師:そうだね。最高だね。・・・・・でも、この法律を出さなきゃならないほど、たくさんの御家人が借りた金を返せなくて領地を失っていたということだ

   ね。・・・・・・・では、最後の問題です。「永仁の徳政令が出されたことで、御家人が領地を質入することはなくなっただろうか?。」

   まず、自分の意見をノートに書いてください。

(各自ノートに自分の意見を書く)   

   いいかな?。・・・・・じゃあ、班にして討論してみよう。

(各班で討論する)

   じゃ、そろそろいいかな。・・・・・・では、班の意見を発表してください。・・・・・・はい。2班。お願いします。

生徒:「はい。領地を質入することはなくならないと思います。・・・理由は、徳政令が出ても、御家人の暮らしは良くならないからです。」

教師:なるほど。・・・・・・他には?。・・・・・・・・・はい、4班。

生徒:「はい。2班に似ているんですけど、徳政令が出て一時的に暮らしは良くなっても、やっぱり市場でいろんなものを買ったりして、そのうちにお金

    が足りなくなるから、また領地を質に入れて金を借りると思います。」

教師:なるほど。またぜいたくするから・・・・ね。・・・・うん。他にはどうかな?。・・・・・・はい。5班。どうぞ。

生徒:「はい。うちの班は意見が割れました。なくなるという人は、領地を質に入れて金を借りる事は禁止されたし、一度領地をとられて懲りているか

    ら、武士もこんどはぜいたくしなくなるという意見で、なくならないという人は、2班や4班と同じ意見です。」

教師:おっ、領地を質に入れることはなくなるという意見が出たね。・・・・他の班は?。

生徒:「6班のなくならないと思います!」「1班も同じです!!」「3班も同じです!!!」

教師:なるほど。なくならないというのが多数意見だね。・・・じゃあみんなでさっきのなくなると言う意見に反論してみてごらん。・・・はい。○○さん。

生徒:「はい。ぜいたくはやめても、この時代は人の領地をとることが流行っていたから、領地を取られてしかも裁判で負けた御家人は、収入が減っ

    たりなくなるから、やっぱりお金を借りることになると思います。」

教師:なるほど。領地の取り合いは続いているんだね。・・・・他には?。・・・・・・はい。△△くん。

生徒:「はい。それに、さっきやった元との闘いに備えて御家人が九州にいるというのも続いていたから、御家人は大変だったと思います。」

教師:なるほど。元とのたたかいも続いているね。・・・はい。××さん。

生徒:「はい。それに領地の分割相続も続いているから、領地の少ない御家人なんかは、やっぱりだんだん領地が減って収入が少なくなるから、生

    活に困って、領地を質に入れて金を借りると思います。」

生徒:「まだあります!!」

教師:はい。××くん。

生徒:「はい。日本ではもう戦争がないから、戦争で手柄をたててご褒美に領地をもらうこともできないから、御家人は大変です。」

(なるほどー!!!)

教師:なるほどそうだね。・・・御家人の生活を悪くする事ばかりが続いているから、幕府が禁止しても、御家人が領地を質に入れて借金して、また領

   地をとられるということは、続いたと言う事だね。

生徒:「じゃあ幕府は無視されたんだ!!」「徳政令は役に立たなかったんだ。」「分かった!。だから焼け石に水なんだ!」

(なるほどー!!!)

教師:うん。だいたいまとまったね。・・・じゃあノートのまとめの問題をやろう。(各自問題にとりくむ)

○まとめ

 物の売り買いが盛んになるとともに、各地に【  @   】が開かれ、生活に必要なものはほとんど

【  A  】があれば手に入るようになった。

 その中で、【  B  】を質に入れて金をかりた御家人が金を返せず【B】を失うようになったので、

幕府は【  C  】を出したが、御家人の反対にあって失敗した。

教師:では、答えあわせをしよう。・・・@にはいるのは?。

生徒:「市!!!!」「しゃれかー!!」(爆笑!!)

教師:・・・ではAは?。

生徒:「お金!!!」「銭!!!!」

教師:うん。いいね。・・・ではBは?。

生徒:「領地!!!!」

教師:・・・ではCは?。

生徒:「徳政令!!!」「永仁の徳政令!!!」

生徒:「質問!!!」

教師:はい。○○くん。なんですか?。

生徒:「はい。なんで御家人が徳政令に反対するんんですか?。売られた領地が返ってくるからいいじゃあないですか?。」

教師:おっ、いい質問だね。・・・だれか答えてみる?。・・・・はい。■■さん。

生徒:「はい。この徳政令だと、良くなるのは一時的で、そのあとまたお金を借りれなくなるからです。」

教師:なるほど。・・・・他にも理由があるよ。

生徒:「なんですか?。ヒント!!!」

教師:最初に見た、教科書の75ページの図の2を思い出してごらん。・・・金貸しは男だっけ女だっけ?。・・・・

生徒:「あっ、わかった!!!」

教師:はい。△△さん。

生徒:「はい。徳政令を出されたんじゃ、金貸しをしている御家人は商売が出来なくなるから反対したんだと思います。」

(なるほどー!!!)

教師:正解!!!。うまく答えたね。・・・・お金の動きは幕府の力でもどうにもならないってことだね。・・・じゃあ今日の授業はこれで終わり。


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