<地獄の沙汰も金次第>E ここ掘れワンワン


教師:さて、今日の授業は(授業フリップを黒板に貼る)・・・・・

生徒:「あれっ!!、花咲じじいじゃん。」「あの犬の名前ポチだっけ?。」「ちげーよ!!」

教師:そう。花咲じじいの話に出てくる言葉だね。・・・・この話、どんなお話だっけ。・・・・・はい。○○さん。

生徒:「はい。良く働くお爺さんとお婆さんとがいて、二人が飼っていた犬が、ここを掘れというように鳴くので掘ってみたら、金銀御宝がたくさん出

    てきたという話です。」

教師:そう。・・・それを見て隣に住む爺さんと婆さんとが、犬を貸せといって無理矢理連れて行ってしまうんだね。

生徒:「あっつ、いじわる爺さんと婆さんだ!!」「働かないで遊んでばかりいる爺と婆だ!!」

教師:そう。・・・・そして二人が犬に、さっさと御宝があるところを探せといって探させ、犬が示したところを掘ると・・・?。

生徒:「ゴミしか出なかった!!!」「そうだっけ?。」「お化けじゃない?。」「それは舌きりすずめ!!!」

教師:それで怒った爺さんと婆さんは・・・・

生徒:「犬をぶっ殺した!!!」「殴って殺した!!!」

教師:そうだね。・・・犬が死んだ事を悲しんだ働き者のお爺さんと御婆さんは、犬の御墓を作って、その上に木を植えたんだね。

生徒:「その木がどんどん大きくなってきれいな桜の花を咲かせた!!」

教師:そうだね。ところが隣のいじわる爺と婆とがその木を切ってしまい、かまどにくべて焼いてしまった。

生徒:「ひどいやつだね。」

教師:そう。・・・お爺さんはその木の灰をもらってきたんだが、その灰が風で飛ばされて枯れた桜の木にかかると・・・・。

生徒:「ぱっと花が咲いた!!!」

教師:そう。花が咲いた。・・・嬉しくなったお爺さんが木に登って灰をまくと、あたり一面が桜の花が咲き出し満開に。・・・ちょうどそこを通った御殿様

   がそれを見て・・・・・

生徒:「ご褒美をくれた!!!」

教師:そうだね。・・・・それを見た隣のいじわる爺が同じように灰をまくと、花が咲くどころか、灰が御殿様たちにかかって・・・・。

生徒:「爺は罰せられた!!!」

教師:そう。そう言う話だね。・・・・・この話は室町時代にできた御伽草子のお話なんだけど、どうしてこんな話が出来たかということを、今日は学習し

   てみましょう。・・・・・まず最初に、資料集のp49の上の絵を見てみよう。

教師:この絵に描かれた場所は、なんだっけ?。

生徒:「市!!!」「鎌倉時代の市場!!!!」

教師:そうだね。市場。・・・鎌倉時代の市場だね。・・・で、ちょっと質問。・・・市場の建物が床がなく、屋根と簡単な壁しかないのはなぜ?。

生徒:「住んでないから!!!」「市場は毎日開いてない!!!!」

教師:そう。市場は決まった日にしか開かないから、商人はここに住んでいるわけではないからだね。

   たとえば、四日市というのは・・・・・・どういう日に開く市だっけ?。

生徒「四のつく日!!!」「4、14、24!!!」

教師:そうです。正解。・・・・鎌倉時代の市は、月に3日しか開かないんだね。・・・・じゃあ、その下の絵を見てみよう。これは室町時代の市の様子

   だ。

教師:鎌倉時代の市と比べてみると、建物の様子が違うね。

生徒:「床がある!!!」「ちゃんとした壁がある!!!」「家になっている!!!」「住んでいる!!!!」

教師:そうです。室町時代になると、商人は市場に住むようになって、建物もきちんとした家になるんだね。・・・・品物を売っている所を見てご覧。商

   品を店の前の棚に飾ったり、箱に入れて置いているね。

生徒:「あっつ、ほんとだ!!!」

教師:これは何の爲だろうね?。

生徒:「見せる!!!」「どんな品物があるかよく見えるようにしている!!!」

教師:そう。・・・だからこのころから商品を売っているところを、『おみせ』とか『おたな』ってよぶようになったんだよ。漢字で書くと『お見世』『お棚』。

生徒:「そのままじゃん!!!」

教師:そう。そのまま。・・・それが後に『お店』と書くようになり、これは『おみせ』とも『おたな』とも呼ぶんだよ。

生徒:「へえーっつ。知らなかった!!!」

教師:さて、そこで問題。・・・・どうして室町時代になると、市場の建物がちゃんとした家に変わったのだろう。・・・はい、■■さん。

生徒:「はい。市場の開かれる回数が増えて、商人がそこに住むようになったからだと思います。」

教師:なるほど。・・・はい。××さん。

生徒:「はい。似ているんですが、市場が毎日開かれるようになったのだと思います。」

教師:なるほど。・・・・どちらも正解ですね。・・・・鎌倉時代には月に3回だった市場が、室町時代になると月に6回開かれる所が多くなったし、中には

   毎日開かれる市場もあったんだよ。

生徒:「なるほど!!」「そういうわけか!!!」(爆笑!!!)

教師:さあ、ここで、ノートの問に答えてみよう。『室町時代になって市の回数が増えたのはなぜだろう』。

(各自、ノートに自分の意見を書く)

生徒:「むずかしいよ!!」「何かヒントないの?。」

教師:そうだね。・・・・・今だって同じじゃあないかな。・・・溝の口の御店が栄えるか、たくさんつぶれて寂れるかは・・・。

生徒:「おっつ、わかった!!」「えっつ、わかったの?。」・・・・・・・・・・・・・・・・

教師:では、聞いてみようか。・・・・はい。○○くん。

生徒:「はい。市場に来るお客さんの数が増えて、たくさん品物が売れるようになったからです。」

教師:なるほど。・・・・今の意見と、同じ考えの人!!!(多数手をあげる)。・・・違う意見もあるようだね。・・・はい、△△さん。

生徒:「はい。世の中が豊かになり、みんながお金持ちになったからじゃないかと思います。」

教師:なるほど。・・・・今の意見と、同じ考えの人!!!(これも結構多い)。・・・他には?。・・どっちも正解だけど、これだけでは市の回数を増やす

   事はできないね。

生徒:「えっつ、まだあるの?。」「わかった!!!」

教師:はい。××くん。

生徒:「はい。僕は、品物の数が増えたからだと思います。」「あっつ、そうか!!」

教師:どうしてそう考えたの?。

生徒:「はい。市場に買い物に来る人が増えれば、商品を売っている方は、今までよりもたくさんいろいろなものを作ろうと思うし、たくさんできないと

    市場は続かないからです。」

教師:そうだね。・・・でだれがたくさんの品物を作るのかな?。

生徒:「商人!!!」「ばか!。それは売るほうだろ!!!」

教師:じゃあ、だれ?。

生徒:「農民!!!」

教師:野菜や食べ物はそうだね。・・・他には?。

生徒:「職人!!!」「漁師!!!」

教師:そう。いろいろの品物を作る職人さんや、魚をとる漁師さん。・・・農民も含めたそういう人たちがいろんなものをたくさん作って市場に持ってくる

   んだね。お客さんも増えて商品も増えて、そうして市場の回数が増えるわけだ。・・・じゃあ、そのころの市場の様子のわかる資料を配ろう(資料

   G市の風景を配布する)

     <地獄の沙汰も金次第>資料G 市の風景

  私は貧しい農民です。田畑といえば父親が残した、わずかなものしかありません。そこで私

 は、村の金持ちの百姓惣大夫(そうだゆう)から田を借り、他に領主から田を借りています。今日

 私が市へ持っていくのは、私が10年かかってきりひらいた畑からとれた貴重な麻三束と大豆

 五升です。

  川沿いの道を市場へつくと、はや、たくさんの人が出ていました。ここの荘園では、地頭が

 銭を手に入れるために、年貢の米や雑穀(ざっこく)や、アワ、ゴマ、イモ、麻など、いろいろな

 ものを取引するのでにぎわうのです。金持ちの百姓は、米や藍(あい)や麻などを売ります。貧

 しいやせた畑しか持たぬ百姓は、ソバ、アワなどの雑穀やイモなどの野菜を売ります。

  市場には20軒ばかりの店があります。店といっても昔からのものはごく粗末な小屋で、普

 段は人の住むところではありません。しかし、いつも市がにぎわうので、ちかごろでは、もと

 は百姓ながらここに住んで商売を専門にするものが10軒ほどもできました。

  私は、持ってきた麻と大豆を少しでも高く売ろうとあちこちの店でかけあいましたが、麻は

 三束で90文、大豆は五升で40文でした。

  市場には、遠くから運ばれてきた珍しいものも少しは売っていますが、百姓たちがふだん使

 うものが主になっています。もっとも最近では、大きな市では、太刀(たち)や綾織(あやおり)

 鎧兜(よろいかぶと)などの高級な工芸品も売られるようになりました。

  私は、手に入れた130文の銭で何か良い買い物がしたいと思い、あちこち歩きましたが、

 結局、買おうと思った妻の晴れ着は買わずに、今年はアワの出来が悪かったので、アワ一斗を

 38文で買い、銭とアワを盗賊にとられないように用心しながら家へ帰りました。

生徒:「武士も市で作物を売るんだ。」

教師:そうだよ。年貢としてとったものを市で売ってお金に換えるんだね。・・・農民もそうだね。・・・農民は何を売るの?。

生徒:「米!!」「藍!!!」「麻!!!」「大豆!!」

教師:そうだね。

生徒:「藍って何?。」

教師:そうだね。藍色って知ってるかな。・・・いまみんなが着ている制服の色だね。その色を染める染料をとる草のことだ。

生徒:「へーっつ、そんなものも作っていたんだ。」

教師:うん。米などより高く売れるからね。・・・・市場には他に職人さんたちが作ったものも売っているね。

生徒:「鍬!!!」「鎌!!!!」「犂!!!」

教師:そう。農民が使う道具だね。・・・・他には?。

生徒:「太刀!!」「綾織!!!」「鎧兜!!!」

生徒:「えっつ、刀や鎧や兜も売ってるんだ。」

教師:そう。・・・・誰が買うんだ?。

生徒:「武士!!!」

教師:いや、武士だけじゃあない。・・・・市場で売っていってことは・・・何があれば買えるのかな?。

生徒:「お金!!!!」「銭!!!」

教師:そうだね。・・・ということは金さえあれば誰でも刀や鎧兜を手に入れられるわけだよ。

生徒:「農民でも?。」

教師:そう。農民でも。・・・この時代は武士以外の、農民や商人や職人のことを百姓と言ったんだが、この人たちも刀や鎧や兜を持っていたんだ。

生徒:「へえーっつ、持ていいの?。」

教師:そう。この時代は禁止されていないんだよ。・・・もっとも安いものではないけどね。

生徒:「先生!。質問!!」

教師:はい。何ですか。

生徒:「130文って今のお金だとどれくらいですか?。」

教師:そうだね。時代によってかわるけれど、室町時代の終わりから江戸時代の初めくらいにかけてなら、1文が30円くらいかな?。

生徒:「じゃあ、3900円だ。たいしたことないね!。」

教師:うん。この場合はね。・・・・

生徒:「でも、たりないアワを買えたじゃあないか。」

教師:そう。そのとおりだ。主食のアワの出来が悪くても、他の地域でできていれば、金さえあれば市場に行って手に入れることができる。

生徒:「良い時代にあなったんだ!!」「地獄の沙汰も金次第!!」(爆笑!!!)

教師:そうだね。・・・・・じゃあ、ここでノートの問題をやってみよう。『農民は、より多くの銭を得るためにどんな努力をしただろう』。

(各自、ノートに自分の意見を書く)

教師:書けたかな?。・・・・じゃあ、班にして討論してみよう。

(各班で討論する)

教師:じゃあ、発表してもらおう。・・・・・はい。4班。

生徒:「はい。他の人から田んぼを借りたりして、たくさん作物を作ろうとしたと思います。」

教師:なるほどね。・・・・他には?。・・・・・はい。6班。

生徒:「はい。今のに付けたしですが、荒地を開墾したりして田んぼや畑を増やそうとしたと思います。」(なるほど!!!)

教師:なるほど。・・・・他には?。・・・・・・・・・・・・はい、1班。

生徒:「はい。いろんな売れる作物を作って市場で売ろうとしたと思います。」

教師:なるほど。・・・・売れる作物ね。・・・・・・他にはどうかな?。(ない)・・・・・もうちょっと深く考えてみようね。4班6班の意見は田畑でとれる作物の

   量をふやそうというものだね。田畑を借りたり開墾して増やす以外に、作物の量を増やす方法はないかな?。

生徒:「・・・・・・・・?。」「わかった!!!」

教師:はい。△△くん。

生徒:「はい。肥料をやる!!!」(なるほど!!)

教師:なるほど。正解だね。・・・・じゃあ、どんなものを肥料にしたんだろうね。

生徒:「・・・・・・・・・・?。」「牛や馬のフン!!!」

教師:そう。正解だ。・・・・他には?。

生徒:「うんこ!!!」「おしっこ!!!!」「えーっつ、汚い!!」「汚くないぜ!!!」「でもーー・・・・・」

教師:うん。正解だね。人間のうんこやおしっこも肥料として使われだしたんだね。・・・他には野原の草を刈ってきてそれを腐らせて肥料にするとか

   ね。

生徒:「室町時代よりまえは肥料をやらなかったんだ。」

教師:そうらしいよ。

生徒:「へえーっつ」

教師:それからね。田畑の面積を増やして作物を多く作ろうとすると、何か工夫しないと農業が出来ないね。

生徒:「・・・・・・・・?。」「あっつ、わかった!!!」

教師:はい。××くん。

生徒:「はい。働く人を雇う!!!」

教師:うん。うまい方法だね。・・・・他にもあるね。

生徒:「奴隷をつかう!!!」「そんなのあり?。」

教師:うん。ありだね。この時代は結構使っていたよ。・・・・他にもあるね。・・・・はい。□□さん。

生徒:「はい。村中の人皆で協力すれば良いと思います。」

教師:そうですね。協力。・・・たとえば?。

生徒:「田植え!!!!」「稲刈り!!!」

教師:そう。そう言う事だね。・・・・・・他にはあるかな?。・・・・・はい。△△くん。

生徒:「はい。道具を工夫して、今までより短い時間で作業ができるようにするんだと思います。」(そうか!!!)

教師:そう。正解。・・・例えば、田畑を耕すにしても、今までは人間が鍬で耕していたのだが、・・・この時代は?。

生徒:「牛で耕す!!!!」「トラクター!!」「馬鹿!まだないぞ!!」(爆笑)「馬で耕す!!!」

教師:そう。牛や馬に犂を引っ張らせて田畑を耕すんだね。・・・・・・このあたりは資料集にいい資料があります。・・・・p58を開けてください。

生徒:「あっつ、ほんとだ。うんこまいている!!」「くさーい!!」(爆笑!!!)

教師:そうだね。・・・真中の上の絵をみてごらん。・・・何やってんのかな?。

生徒:「・・・・・・・・・?。」「田んぼに水を入れている!!!」

教師:そうです。田んぼに水を入れている。・・・左の投げつるべが今までの方法。

生徒:「えっつ、桶で水入れるの?。」「大変ジャン!!!」「疲れる!!!」「ヘロヘロ!!」(爆笑!!!)

教師:そう。大変だね。・・・それが右の絵のようにペダルを踏むと水が汲めるような道具が出てくる。

生徒:「竜骨車!!!」

教師:そう。竜骨車。・・・・そして最後には一番左のように、ペダルを踏まなくても水の流れで自動的に水を汲み上げる水車が発明されるんだね。

生徒:「頭、いいー!!!」「どういうしくみになっているの?。」

教師:羽が水の力で動かされて、それで水車が回転して、羽の横あたりにバケツがついているんじゃあないのかな?。

生徒:「ふーん。うまいつくりだね。」

教師:こうやって様々な農業の技術の工夫によって、農業にかける時間や労力は・・・・

生徒:「楽になる!!!!」

教師:そう。楽になる。・・・・作業だって皆で協力してやれば楽だね。・・・・資料集p63をあけてご覧。

生徒:「わあ、大勢で田植えしているね!!!」「踊っている人もいるよ!!」「どれどれ?。」「ほんとだ!!!」

教師:そうやって、村中総出で、田植えをするんだね。・・・・みんなで作業すれば・・・・

生徒:「こわくない!!」(爆笑!!!)「時間が節約できる!!!」「仕事が楽!!!」

教師:そうだね。・・・・・・・・・・こうやって一生懸命田畑を耕し、作物をたくさんとれば、それを売って金が手に入るというわけだ。

生徒:「ここ掘れワンワン!!!」(大爆笑!!!!)

教師:そう。そういうことだよ。・・・じゃあ最後に教科書がよくまとまっているので、それを読んで頭の中を整理しておこう。・・・教科書のp82,産業の発

   達という所だ。

【産業の発達】室町時代の農業は、耕地の増加よりも、農業技術の改善で生産力が向上した。

水の流れる力を利用して水車をまわす方法で田に水を引いたり、苅草や牛馬のふんなども肥

料として利用した。また、二毛作は各地に広まった。畑の利用もすすみ、染料のあいや灯油を

しぼるえごまが、商品生産された。朝鮮から伝わった綿花も、室町時代末に栽培されるように

なった。

生徒:「苅草って?。」

教師:野原の草を刈ってきて田畑に引いて腐らせる事だよ。

生徒:「ふーん。」「二毛作って?。」

教師:一つの田畑で二つ以上の作物をつくること。たとえば田んぼで米を作っていて、田の畔で大豆なんかをつくったり、田んぼの稲を刈り取ったあ

   とに、水を抜いて畑にし、そこで麦などをつくること。

生徒:「へーっつ、取れる量が増えるんだ。」

教師:そういうことだね。・・・・じゃあ続きを読もう。

 手工業もさかんになった。農村には鍛治のほかに鋳物などの職人も住みつき、都市では

寺社や公家のもとで働いていた職人が独立して市場目当てに製品をつくった。都の京都を

はじめ、各地に絹織物・陶器・酒・刃物などの特産物が生まれた。

生徒:「へーっつ、職人さんって、お寺や貴族のものだったんだ。」

教師:そう。今まではね。市場が盛んになる前は、お寺や神社や貴族に雇われて、その人たちのために作っていたんだね。それが市場が盛んにな

   ったおかげで、そういうお金持ちに雇われるのではなく、そこから独立していろんな人のために作るようになったんだよ。

生徒:「ふーん」

教師:じゃあ、あと少し読んでおこう。

 農業や手工業の発達にともない、月に3度だった定期市が6度となった。京都などの都市

には各地をむすぶ行商人が出入りし、交通の要地には、運送を営む馬借も増えた。おもな

港には、年貢や商品を保管し輸送する問丸が発達して、日本海沿岸から瀬戸内にかけては

港町ができ、参詣人の多い寺社の門前には門前町が栄えた。

生徒:「運送屋がでてきたんだ。」「宅急便!!」(爆笑!!!)

教師:そう。宅急便。・・・もっともトラックではなくて馬を使っていたんだけどね。・・・・こうやって室町時代は産業が発展した時代だったんだ。

   では、ノートのまとめの問題をやっておしまいにしよう。(各自問題にとりくむ)

まとめ:室町時代になると【 @ 】で売られる品物の種類と数が増え、【@】の回数が月に

 【 A 】回に増えたり、【 B 】開かれたりするようになった。

  この裏側には【 C 】の増加や【 D 】の改善で農産物がたくさんとれるようになった

 り、寺社や貴族のもとで働いていた職人が【 E 】して市場めあてに製品をつくるように

 なったことがあげられる。

教師:いいかな。・・・・・・・・では@にはいるものは?。

生徒:「市!!!」(爆笑!!!)

教師:そう。市だね。・・・・で、Aは?。

生徒:「6回!!!」

教師:そう。6回。・・・・・・・・では、Bは?。

生徒:「毎日!!!!」

教師:そうだね。・・・・・・・・でCは?。

生徒:「畑?。」「田畑!!!」

教師:そう。田畑。・・・・・・・・・ではDは?。

生徒:「農業技術!!!」

教師:そう。正解です。・・・・・で最後にEは?。

生徒:「独立!!!」

教師:いいですね。・・・・・・・では、今日は終わりにしましょう。


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